ぐらりぐらりと

東京に住んでいるときにひどい地震が起こり、「これはもっと遠くでさらに大きな地震が起こった余波に違いない」と確信したら、震源地は自分の生まれ育った(正確に言えば生まれていないのだが)新潟県であった。今日の地震の恐ろしさたるや、その比ではない。ほとんど徹夜明けに近い状態で震度五弱の地震で叩き起こされるのは、心理的なダメージが大きすぎる。幸いにも新潟市内にはこれといった被害はなかったのだが。
そもそも地震多発国の電力を原発で補おうという発想がどうかしているのだ。だったら皇居に原発を作りやがれ、などと星新一のようなことを言ってみたくもなる。信濃川の水が枯渇してもいいから、原発依存はやめたほうがいい。
ああ、そうだ。1980年代後半は反原発が反体制的でパンクなアティチュードとして人気を博していたではないか。「エコロ」とうかつに口にすると大方の失笑を買ってしまういまとの大きな違いだよなあ。
まったく何のまとまりもない文章だが、こういうときにまとまりのある文章を書けるほうがおかしい。ともあれ犠牲者のかたがたの魂に平安あれ。