Je est un autre?

思うところがあって精密な性格測定(正式名称は違うはずだが、覚えていない)を受けようと思い、近所の心療内科へ。9:00から13:00まで、4時間もかかってしまったよ。
こういうのをどこまでウェブで書いていいのか判らないが、知能テストと入社試験の一般教養問題を足して、さらに緻密にしたようなもの。知能テスト系(論理性や瞬間的な判断力を求められるもの)よりも入社試験系(一般教養や一般常識を問われるもの)のほうが正答率が高かったのが、自己認識とはかなりずれていた。
入社試験系で「ラジウムを発見してノーベル賞を受賞した人物」が答えられなかったのは、われながらどうかと思うが。こういう場でマイナーな人物の名前を出すわけがないのだから、当てずっぽうで「理系の学問でノーベル賞を受賞したことで著名な人物」の名前を出せばよかったのに(実際、あとで調べたら当てずっぽうで思い浮かべた人物で正解だった)。それから「なぜ歴史を学ぶのは大切なのですか」という質問に「歴史を学ぶとは年表や固有名詞を暗記することではなく、確固たる歴史観を身に付けることです」と大演説をおっぱじめそうになったり、「民主主義では出版や言論の自由が大切なのはなぜですか」という質問に、「そもそも民主主義とは何かを厳密に定義する必要があります」と答え、「民主主義の本質(特徴)は多数決であるからには、むしろそれは『出版や言論の自由』とは相容れないのではないか」と内心で思い悩んで結局は「模範解答」を口に出せないあたりが、いかにもオレらしいというか。
知能テスト系では、「正答にたどり着くためのもっとも合理的な方法論」を見付け出すことにこだわりすぎて、あれやこれやと考えているうちに気持ちが焦り、結局は時間切れになることが多かった。こちらに関しては「失敗した! 絶望した!」という思いが強いので、詳しくは書かない。いずれにしてもどれだけ正答したかよりも、テスト中のさまざまな態度や「何をどのように間違えたのか」が重視されるのだろうな、こういう測定では。それなりに「自分探し」のショートトリップが経験できるので、時間に余裕があるひとは受診してみるといいかも。

追記

この測定の結果が出るのは自宅で回答する「宿題」を病院に提出し、さらにその2週間後くらいになる。結果を書くかどうかは、そのときに判断する。