タガメ・イン・フランス

昨日に引き続いて、漫画とフランスの話を。古い話になるが、友人から「フランスの新聞が田亀源五郎を取り上げたようだが、詳しいことを調べてほしい」と頼まれた。オレは掲載紙が「リベラシオン」であり、「リベラシオン」は晩年のサルトルが創刊にかかわった由緒正しい左翼高級紙であることを、いささか教科書的に説明した。すると彼女に大いに驚かれてしまった。日本でいえば「東スポ」に相当するような低俗なタブロイド紙に、興味本位に取り上げられただけにすぎないと思っていたからだ。
ちなみに以下の記事に原文が転載されている。
天漢日乗:田亀源五郎先生、フランスの「リベラシオン」紙に紹介される
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/02/post_481d.html
そういえばこの記事、時間があったら翻訳すると約束したものの、それきりになっている。申し訳ない、Tさん。「リベラシオン」が田亀源五郎をどう伝えているかは、「フランスでは誰が日本の漫画を消費しているか?」と付き合わせてみると面白い結果が出てくるかもしれない。