総括

2006年がもうすぐ終わりそうなので、何か総括めいたことを書こうと思ったのだが、10月19日にアパートの階段から転げ落ちて頭蓋骨骨折と脳出血で入院した時点で今年は実質的に終わり、激しいリンチの末に山中に埋められたようなものなので、いまさら書くことがない。ひとつだけ言えるのは、「住む場所は慎重に決めましょう」だ。オレが今年の11月まで住んでいたアパートに引っ越したのは2005年の年末なのだが、

  • フリーランスでおまけにペットを飼っているので、選べる物件の絶対数が少なかった
  • 自力で不動産を選んだ経験に乏しいので、「見る目」が養われていなかった

などの理由によって、広いのを除けば何の長所もない物件をあたふたと選んでしまった。とりわけ階段の昇降のしづらさは絶品であって、もしもっとまともな階段だったら転落しても軽症で済んだのではないかとの思いをいまだに引きずっているのだが、重症だったおかげで
いろいろなものにいい意味で見切りを付けられた側面があるので、文句は言うまい(言うが)。
まあ、そんなところに住んでいたせいで、ただでさえ狂いがちな生活パターンがさらに狂い、仕事上でのミスや不義理が増え、あれやこれやの相乗効果で精神的にも経済的にも不安定になり、最後に待ち受けていたのが転落事故なのである。2007年も実家で延々と療養生活を送り続けるつもりはないのだが、次に引っ越すときはいやらしいぐらい入念に物件を決めてやる。とりあえず、しばらくは1階にしか住まないでおこう。来年から新生活をはじめる読者もいるかもしれないが、多少家賃が高くなってもかまわないから、まともなところに住むように助言したい。
ともあれ来年もよろしくお願いいたします。