JUNEと高野文子

正式に引っ越すのは19日なので、いまは実家の和室に放り込まれている高校時代の蔵書をひっくり返して時間をつぶしている。それでひとつ驚いたのが、高野文子の「絶対安全剃刀」の初出誌が「JUNE」であったこと。言われてみれば美少年ふたりきりで完結している物語なのだから、JUNE的な作品ではあるのだが、どうも高野文子がその手の雑誌に作品を描いたことがあるとは想像できなかったのだ。
あと坂田靖子は「JUNE」に描きすぎである(笑)。しかしまあ、坂田靖子のBL作品を「普通の」漫画として楽しんでいたティーンエイジャーのオレは、いかなる感受性の持ち主であったのであろうか。