かなりまっとうな保守主義者

これはじつはサブタイトルの「かなり奇妙な法学入門」のほうが、内容を正確に表している。インターネットの未来がどうなろうが知ったことではないが、法についてまともに学びたいと思っているひとにも有益な本。日本では「法律に詳しい」というと、「法の網の目を潜り抜けて小賢しく立ち回るのに長けている」というイメージがあるが、「法学って、本来は小ズル賢い理屈の学問ではなく、もうちょっと堂々とした学問なんだ」。