香りの暴力

香水、化粧品、整髪料などの人工的な芳香が、オレはどうにも苦手である。コンビニのレジに並んでいて、すぐ前の女性が「匂い立つ女」だったりすると、嗚呼、はやく会計が終わってはくれまいかと悲嘆に明け暮れることしきりである。他人に迷惑をかけている自覚がないだけ、路上喫煙よりもたちが悪い。爪の長い女性、厚化粧の女性も苦手なのだが、これらの要素は視線を外せばやりすごせる。しかるに匂いとなるとそうはいかぬ。どうにかならぬのか。
ちなみにオレは学問に取り組む女性、デスクワークに従事する女性、芸術に創作する女性に心惹かれる。強烈な芳香、長い爪、厚化粧はこれらとは相性が悪いがゆえに、嫌悪してしまうのであろう。