文人願望

文人悪食 (新潮文庫)

文人悪食 (新潮文庫)

追悼の達人 (新潮文庫)

追悼の達人 (新潮文庫)

文人暴食 (新潮文庫)

文人暴食 (新潮文庫)

そしてこんな日に枕頭に置いて読み返したくなるのは、嵐山光三郎の上の3冊。彼のほかの著作にはあまり感心したことがない(といっても、2冊ぐらいしか読んだことがない)のだが、これらは絶対に手放したくない。さすがにここに登場する「文人」を自分になぞられるほどのナルシストではさすがにない。それでもやはり普通のサラリーマンよりは「文人度」の高い(要するに社交性が乏しく、生活が不規則だという話にすぎないが)生き様を送っているわけで、「マイナスの自己啓発書」を読むような楽しみがあるのだ。