越後ブロガー

と、いきなり北越戊辰戦争の話をしたのは、註釈らしい註釈をつけずにローカルな話題を展開することで、「自らの住まう地域の持つ優位性への自覚」に欠けた東京ブロガーへの反省を促したかったからではない。アマゾンでなかば衝動的に

奥羽越列藩同盟―東日本政府樹立の夢 (中公新書)

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を買ったので、本が届くまでの肩慣らしとして北越戊辰戦争について検索していたら、「なぜ新潟市では北越戊辰戦争が語られないのか」がいきなり気になったのである。
もちろん社会科の「郷土の歴史を知ろう」的な授業で戊辰戦争を学ぶ機会はあったが、そこで取り上げられたのはもっぱら長岡であり、新潟でも戦闘があったことはまるで語られなかった記憶がある。この抑圧はいったい何なのか。