漫画のネームも「なか見!検索」

アマゾンの「なか見!検索」に対応している漫画はないかと調べていたら、黒鉄ヒロシの一連の幕末ものが見付かった。黒鉄ヒロシだから、というわけではなく、PHP研究所から出版されている書籍の多くは「なか見!」に対応しているようだ。
しかし小説や評論はともかく、漫画を「なか見!」できても仕方ないと思いきや、『新選組』(ISBN:4569554601)を「近藤勇」で検索したところ、該当するページがごっそり見付かった。アマゾンが独自にスキャンしたファイルをもとにしている(らしい)のだから、きちんとした活字で組まれたネームなら検索できてもおかしくないのだが*1、それでもびっくりしてしまう。「ネームを全文検索して、内容を確認してから購入する」というのは、これまででは考えられなかった漫画の買いかたではないだろうか。
そして漫画こそ「なか見!」に対応してほしいという思いは、オレのなかでは強い。なぜなら何巻まで読んだ(買った)のかが把握できなくなり、途中で続きを読む気が失せてしまった作品があまりにも多いからだ。「なか見!」で数ページでも立ち読みできれば、自分がすでに読んでいるかどうかを確認して、「何巻以降を買えばいいのか」という目安ができるので、かえって購買意欲が増す。
とはいっても、「なか見!」への抵抗がいちばん強そうなのが漫画業界だってことも、充分に想像できるんだけどね。

*1:果たして西原理恵子のフリースタイルの手書きネームなんかは検索できるのだろうか。