Google Mapsで東京上空いらっしゃいませ

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0506/21/news061.html
Google Mapsに東京の詳細な衛星写真が掲載されたとのことで、新宿駅を起点にして自分がいまいるマンションを探したところ、本当に見つかってしまった。まさかこんなトリビアルな写真から住所を特定できるわけがあるまいと、最初はここにキャプチャした画像をアップロードしようと思ったのだが、どうにも気持ちが悪いのでやめた。
自分がいまいる場所の衛星写真を見る*1のは一種の幽体離脱現象であり、それだけで充分に落ち着かない。さらにそれをウェブで公開するのは、言ってみれば「死者の視線」を他人と共有/他人に強要するようなものであって、不気味さはいや増す。個人情報の保護が云々とは関係なく、ウェブを使えば誰もが容易に「オレに関するメタ情報」や「オレに関するメタ噂」、「オレに関するメタ視点」を知ることができる世の中には、どうしても馴染めないのだ。それがまあ、数日前に書いたWeb 2.0の時代に対するちょっとした懐疑にも関連するのだが。

*1:もしかしたらこの写真が撮られた瞬間、過去の自分はまさにここにいたのかもしれない。