盛り下がる

企業や官公庁が主催するウェブ上の大掛かりなイベントは、あまり盛り上がらない。より正確に言えば、盛り上がっているのかどうか、見極めが付かない。これはなぜか。

  • サイトにスムースに繋がれば、「どうせ誰も見に来てないんだろ、けっ」と馬鹿にして、繋がらなければ、「貧弱な回線を使いやがって、けっ」と腹が立つ。すわなちどういう状態が「盛り上がっている」と言えるのか、具体的なイメージを誰も共有していない。
  • 「選ぶ側」と「選ばれる側」が同じ土俵に立っているので、コンテスト的な企画が成り立ちにくい*1
  • いつでもアクセスできるのがウェブの魅力なのに、開催期間が限定されている*2
  • そもそも面白くない。
  • そもそも企業や官公庁のサイトをこまめに見るやつなんていない。

まあ、最後のふたつがもっとも大きな理由なのだろうな。「ほかにもこんな理由があるのでは?」という意見があったら、コメントやトラックバックでお知らせください。

*1:これは一昨日の日記で書いた、「誰もが批評家であり、同時に批評される側でもある時代の到来」という話とも共通する。

*2:ココログはてなが共同で開催したブログる場合ですよ!!など、もはや誰も覚えていないのではないか。