ニフティがパソコン通信サービスを終了

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0502/16/news053.html

http://www.nifty.com/support/tty/

など、ソースはいろいろ。オレがインターネットおよびパソコン通信を利用するようになったのは1995年の5月か6月で、当時は大学のコンピュータールームではインターネットを、自宅ではパソコン通信を楽しんでいた。

とはいってもこのころすでに、パソコン通信とインターネットはシームレスになりつつあり、ニフティのIDからインターネットにメールを送れた*1ので、両者がそれほど相容れないサービスだと感じたことはなかった*2。しかしパソコン通信の世界に長らく入り浸っていたひとのあいだでは、「舶来ものをありがたがっているだけ」「どうせ大した内容はない」「自分には使いこなせそうにない」とインターネットに懐疑的な声もないわけではなかった。「個人ホームページ」の作り手がブログに向ける偏見も、だいたい似たようなものだけど。

*1:村井純『インターネット』(ISBN:4004304164)では、これがいかに画期的な出来事だったかが熱く語られており、当たり前にできるものだと思っていたオレは高揚した語り口に少し驚いた覚えがある。

*2:当時はウェブはほとんど閲覧せず、もっぱらMLに参加することにインターネットの面白さを感じていたので、メールさえ送受信できれば充分だったのだ。