好きってやっぱり

オレは「水曜どうでしょう」のオープニング曲が気に入っている。軽くディストーションを効かせたシンセベースの音が恰好いいからだ。

しかし上のセンテンスは曲の「特徴」の説明にはなっているが、その曲が好きになった「理由」の説明にはなっていない。まずその曲が「いい曲だな」という感情が先にあり、事後的にその曲の特徴を探し出しているだけにすぎないからだ。実際、音楽的に目立った特徴など何もないのに、それでも「好き」な曲はいくらでもある。

音楽(とりわけ自分の好きな音楽)について客観的に論じるのは、かくも難しい。難しいからといって、それを放棄してはいけないのだが。