What is Jazz

帰りに新宿タワーで買い物。


Leonard Bernstein / What is Jazz [amazon]


前からほしかったのだが、どのコーナーに置いてあるのか判らなくて、買いそびれ続けた1枚。

しかしオレのように外国語聴取能力がいちぢるしく低い人間が、音だけ聴いても隔靴掻痒。バーンスタインの英語は聞き取りやすいので、気合いを入れれば半分くらいは理解でき(た気になれ)るのだが、そんな「気合い」は30秒ほどしか持続せず、これはやはり字幕つきDVDで鑑賞したほうが楽しめるだろう。ゲストとしてテオ・マセロの名前もクレジットされているが、別にテープ編集の奥義について語っているわけではなく、普通にサックス・プレーヤーとして参加しているだけ(だろう)。

それからこのCDにオマケ的に収録されている「ジャズ・コンボとオーケストラのためのダイアローグ」という曲を作ったHoward Brubeckなる人物は、デイブ・ブルーベックの親戚か兄弟なんだろうな(実際、この曲はデイブ・ブルーベック・カルテットとバーンスタイン指揮のオケが演奏している)。何かこう、「ストラヴィンスキーフランス六人組よって曲解された『ジャズ』こそが真性のジャズだと勘違いしてしまった知的なアメリカ人が、西洋近代音楽への憧憬を臆面もなく吐露してしまった曲」という感じ。痛ましい。