ジューイッシュ

近現代史をテーマにした辛気臭い映像作品を観たくなって(これは仕事から逃避したいときの兆候である)「シンドラーのリスト[amanzon] をレンタルする。この映画でユダヤ教のお経をはじめて聴いた。グレゴリアン・チャント以降のキリスト教宗教音楽とは明らかに異質な粘り気と色気がある。音楽的にはむしろコーランに近い。ユダヤ系の音楽家に特有の「ねちねち感」は、これがルーツなんだろうなあ。