表紙に見る日本文学の受容
Twitterでid:yomoyomoさんと喋っているうちに、上のようなことが気になった。参考としてamazon.frをば。オレよりも英語が得意なひとは、amazon.comで似たようなことを調べてほしい。
- 谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』http://www.amazon.fr/dp/2070423867
- 川端康成『眠れる美女』http://www.amazon.fr/dp/2253029890
- 大岡昇平『武蔵野夫人』http://www.amazon.fr/dp/2877305856
- 太宰治『津軽』http://www.amazon.fr/dp/2877308138
- 安部公房『壁』http://www.amazon.fr/dp/2877301931
- 三島由紀夫『豊饒の海』http://www.amazon.fr/dp/2070768430
- 色川武大『狂人日記』http://www.amazon.fr/dp/2877305163
- 小松左京『日本沈没』http://www.amazon.fr/dp/287730471X
- 大江健三郎『万延元年のフットボール』http://www.amazon.fr/dp/2070414779
- 綿矢りさ『インストール』http://www.amazon.fr/dp/2877308421
意図的に極端なものを挙げたのだが、「日本文学」はこういう表紙でないと納得しない読者(および出版関係者)がフランスには少なからずいるのは事実のようだ*1。
もっともこうしたフランス人の感受性を、たやすく嗤うことはできない。
Ellery Queen: 5 Complete Novels
- 作者: Rh Value Publishing
- 出版社/メーカー: Random House Value Publishing
- 発売日: 1986/08/01
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: エラリイ・クイーン,大庭忠男
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1978/07/01
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (39件) を見る
*1:そして調べていくうちに、『万延元年』はこの表紙でも似合っているのではないかと思えてきた。