美徳の不幸 - はてなブックマークの「暴力性」

http://d.hatena.ne.jp/t-kawase/20051129/1133232298
ここ数日、はてなブックマーク(のコメント欄)に関する議論が、はてなユーザーではないひとのあいだでもさかんだが、t-kawaseさんの「(暴力的に思えないこともない)短いコメントこそ、そのコメントを書いたひとのコピーライト能力が問われる」という指摘は面白かった。
たとえば中国・韓国関係のニュースをクリッピングしては「m9(^Д^)プギャー」などとコメントしているひとたちは、自分としては「暴力的で」「気の効いた」コメントを書いているつもりなのかもしれない。しかし読んでいるこちらとしては、何だか気の毒になるばかりだ。このひとたちにはコピーライト能力もなければ、物事を深く考える能力もないのだな、と。
ともあれ自覚しておきたいのは、ブックマークする側だって抽象化されたオーディエンスではなく、「見られる」存在であることだ。何しろ久しぶりに会ったひとから、「鈴木さんって、ぼくの書いた記事をよく1ゲットしていますよね」と言われるぐらいなのだから。

夜風は冷たく、世間もまた冷たい

おお、「お笑いパソコン日誌」からリンクされた!*1 当方、フリーランスとして本格的に活動してからはじめて借りた部屋が学生相手のとんでもないボロアパートで、大家もあまり細かいことにはこだわらなかったのでした。34歳にして、はじめてフリーの人間に世間が寄せる冷たい目を知る晩秋の東京。まあ、これが地方だと世間の目はもっと険しく、やるせないのでしょうが。

*1:「2005/11/30 AM 0:23」の記事