MT初体験

ブログに関する原稿をあれこれ書いているのに、インストール型のブログツールを使ったことがないのは恥ずかしいよなあ、と思い、Movable Type 3.1をインストール。さくらのレンタルサーバのマニュアル通りに作業を進めたら、30分で終わってしまう。拍子抜け。ただしアリバイのために作ったようなブログなので、URLは大々的に告知しない。もちろん引っ越す予定もない(笑)。

ミスコン

大学の学園祭では、ミスコンテストが開催されることが多い。インターネットとは恐ろしいもので、さまざまな大学のミスコンに応募した女性の写真を、簡単にチェックできてしまう。そこで気が付くのは、ストリートっぽいというかサブカル風というかライブハウスとかよく行ってます系というかやっぱ住むなら高円寺だよね組というか(最近ではどんなファッション誌が代表格なんだろ)、とにかくその手のファッションの女性がほとんどノミネートされていないことだ。いまどき、「その手の女性」が見つからないキャンパスのほうが珍しいだろう。ミスコン自体の是非をめぐって最近ではいろいろな議論があるようだが、それ以前に「いるはずの女性がいないことになっている」現象に、ちょっとした気持ち悪さを覚えるのだよ。オタクがえてして保守的なファッションの女性を好むのと、何か関係があるのかもしれない。

おふとんもひとつ

赤色エレジー (小学館文庫)

赤色エレジー (小学館文庫)

全共闘世代のひとが思い入れたっぷりに語る漫画を、いまさら読むのは難しい。感動しても負けだし、感動しなくても負けだからだ(考えすぎである)。この作品は、わりと素直に感動してしまった。その要因になっているのは、主人公のふたりが学生ではなく、いまなら「クリエイター系」に分類される仕事(の最底辺)に就いているからだろう。あ、だからこの漫画を誉める業界人が多いのか。

ともあれ心情左翼だが組合運動にはさほど熱心ではない化粧っ気の乏しい貧乳ショートカット美少女という、ミスコン的美学とは相容れない存在である山口幸子は、日本のサブカル青年にとっての永遠のイコンというか、まあ、いつになっても騙されやすい対象なのであった(笑)。騙されたい。