1階に住むんじゃなかった

階段から転げ落ちて重症を負ったのを機に、いまではマンションの1階に住んでいるのだが、これに梃子摺らされている。実際に飼ったことがあるひとなら判るように、猫というのはちょっとした隙を狙ってすぐに表に出ようとする。そして1階に住み、ベランダに洗濯機を置く生活を続けていると、「ちょっとした隙が否応なしに増えてしまう。つい30分前も「まさかこんなところからと」と驚くような場所から失踪してしまった。こちらは睡眠薬が効き始めて身体の自由が利かなくなりつつあるので、外に探しに行くわけにもいかない。これまでの経験則からして、ベランダの前に餌を置けばいつの間にか戻ってくるのだが、これから寝るので、戻ってきた瞬間を捉えそこなう可能性がある。ああ、もう、どうしていいのか判らないため、とりあえずこの日記に不満をぶつける。