獨墺至上主義の恐怖
「やる夫で学ぶ音楽史」を肴にしてTwitterで議論(というほどでもないが)していたらいろいろな疑問点が出てきたので、箇条書きする。
- 新ウィーン楽派の扱いが軽すぎる
- 『月に憑かれたピエロ』はそんなに聴きづらいか
- 総じてフランスの作曲家に冷たい
- サティとメシアンだけとはどういうことだ
- ロシアの作曲家も冷遇されている
- イタリアオペラをほとんどスルー
- ヴェルディがまったく無視されているのがひどい
- 現代音楽は「面白くない」が前提
- ケージとクセナキスしか取り上げないのはアンフェア
- おまえらは愛国心がなさすぎるよ
- 武満徹くらいは言及しやがれ
結論としてこれは「やる夫で学ぶ音楽史」ではなく、「やる夫で学ぶ18世紀中盤から第一次世界大戦勃発までのドイツ・オーストリア音楽史」である。それ以外の地域、時代に関してはほとんど参考にならない。この辺はメタコメントによって修正されつつあるが、元スレッドで話を誘導していたひとは自分の視野の狭さに気付いているのだろうか。万人が納得できる音楽史なんて書きようがないわけだが。