「コンヴァト」

昨日の夜から久しぶりに喘息の発作を起こす。練馬駅北口の呼吸器科に行って気管支拡張剤をもらう。帰りに昼食を食べつつ以下を読了。

のだめカンタービレ(20) (KC KISS)

のだめカンタービレ(20) (KC KISS)

「自分のアイディアのほうが面白い」と言い張って直属の上司や担当編集者を困らせてきた過去のあるオレとしては、のだめが規律訓練的に「ふつうの」ピアニストになっていく展開がちょっと残念。でもこれが「大人になる」ということなのだろうな。するとおれはいまだに青二才だ。
そんなわけで成熟とは無縁のままにくたばったグレン・グールドの演奏で第118話に出てきたベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタを聴きたくなったが、CDが見当たらない……。
ベートーヴェン:Pソナタ30他

ベートーヴェン:Pソナタ30他

ベートーヴェン:Pソナタ第30

ベートーヴェン:Pソナタ第30

(ジャケットが違うだけで、内容はどちらも同じ)
ところでこの漫画の登場人物はパリのconservatoireを「コンヴァト」と略しているのだが、これは日本の音楽関係者だけなのだろうか。baccalauréatを"bac"、facultéを"fac"(ここで英語と日本語しか知らない日本人はぎょっとする)と略する伝法に従えば、フランス人は"cons"やconserv"と略している気がする。確証はないし、知ったところで何か得をするものでもないが。