ジンクスを信じたことはあるかい

オレはジンクスのたぐいを信じない者だが、たまにはそういうものを信じたくなる。ジンクスというか、天中殺(いまの高校生や大学生は、こんんな言葉は)というか、ともかくそういったたぐいである。。
たとえば今日がそんな日だ。今日はようやく運んできた本の開封が完全に終わったのだが、その途端に大学生のころから使っている本棚を動かなくなったのだ。正式な名称を忘れてしまったが、棚が二段になっているやつである。特に重いものや邪魔になるものが入っているのではないのに、どんなに力を込めてもうんともすんとも言わないのだ。
おまけに読めなくいるのはオレがもっともよく買う本、すなわちB5判の漫画であり、おまけに最後に開封した著作集がオレがもっとも敬愛する批評家、柴田南雄ロラン・バルトである。ここまで「できすぎ」だとかえってうそ臭いが、本当である。