翻訳する

Try IT系ライター
http://www.openspc2.org/writer/index.html
なかなか良質な記事だと思うのだが、

 かなり地道な努力ができ、長期間忍耐強くできる人であれば翻訳という方法もあります。これは米国で発売された書籍を日本語に翻訳するというものです。一旦機械翻訳に通してから、おかしな部分を修正します。普通に日本語で分かりやすいように書き直すとコスト割れ(赤字)になってしまうことがあるので、一定の品質であれば問題ないでしょう。

ここでいう「機械翻訳」とは何らかのアプリケーションに自動的に翻訳させることを意味しているのだろうか。技術系の翻訳書はだいたいそんな過程で作られているわけか。技術書にかぎらず書籍の翻訳がどのような手順でおこなわれるのかはまったく想像できず、かつ興味があるので、複数の単著ならぬ単訳書を持つid:yomoyomoさんなどにお伺いしたいところである。
といいつつ、オレもちゃんとした出版社から原稿料をもらった最初の仕事が翻訳だったことを思い出した。「ダンスマガジン」には世界各国の最新ダンス事情を紹介するコーナーがあり、このコーナーは現地の雑誌記事の翻訳から成り立っていた。そしてフランスのダンス事情の記事は、オレが所属していた大学院の院生がまわりもちで担当することになっていたのだ。しかしどんな手順で翻訳したのか、よく思い出せない。何しろモダンダンスの予備知識などまったくないので、全体の論旨はまるで念頭になく、それこそ機械的に最初の行から最後の行まで日本語に移し替えたような記憶はあるのだが。