ゲネラルプローベ

妹からゲネプロのチケットをもらったので、新国立劇場に行く。演し物はヴェルディの「ドン・カルロ」。ゲネプロに行くのははじめてだが、オーケストラと聴衆が平服なのに、舞台の上の歌手がきちんと衣裳を着込んでいたのがおかしかった。一階席に巨大なミキサーがあり、カメラが林立していたので、何かの機会にこれが放送の一部に使われるのかもしれない。
しかしキリスト教がらみの「悲劇」は、凡庸なる不可知論者たるオレにはよく判らんことが多い。なぜお前がここで死ぬのだ。悲劇というよりは、不条理劇である。