ユダヤ人

私家版・ユダヤ文化論 (文春新書)

私家版・ユダヤ文化論 (文春新書)

新幹線のなかで読み始める。おお、面白い。最近の内田樹はゆるい内容の本が多すぎると思っているひとも、これには満足するのではないか。「ユダヤ人は人種ではなく、ユダヤ教徒のことである」というインテリが口にしがちな知見に冷や水を浴びせているのが心地よい。古川日出男『アラビアの夜の種族』にも手を付けるが、漢字とひらがなのバランスがオレの好みではないので、文章に慣れるまでに時間がかかりそう。