「いつもありがとう」

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)

美少女がいたからといって、サークルはそう簡単にクラッシュしないのだ、ということを訴えたくて描いたわけではないのだろうが、何とも魅力的で哀切な群像劇。大学時代にどこのサークルにも属さず、ひとりで趣味の世界に沈滞していたオレは、大きな損をしていたのではあるまいか。
量産型の作家にはなれないだろうし、なる気もないのだろうけど、いまぐらいのペースで佳作を描き続けてほしい。