会社主義

明日がデッドラインの原稿があるというのに、ぼんやりとすごしてしまう。ごめんなさい、ごめんなさい。
高原基彰『不安型ナショナリズムの時代』(ISBN:4862480195)は第二章まで読了。第三章に入る。なぜこの時期になって「ネットウヨ」だの「ぷちナショ」だのと呼ばれる若者が大量に登場したかを、アジア・太平洋戦争終戦時から現代までの経済的・社会的な変動をからめて論じる、新書とは思えぬスケールの大きさ。
あと韓国の現代史はきちんと勉強しないとなあ。韓国においては北朝鮮との融和を訴える「民族主義」と韓国一国のみの自立を目指す「ナショナリズム」は別物であり、「左」とはすなわち民族主義者であったという指摘には目から鱗。日本と韓国がパラレルな「戦後」を歩んできたのだと勘違いすると、こういうところで足元を掬われる。