いつもの日常

今日は日大芸術学部の入学式だったようで、日芸のロゴ付きの紙袋をぶら下げた世慣れない感じの若者たちが、江古田駅のホームに群れていた。いまだに大学生に勘違いされるオレではあるが、先月まで高校生だった彼氏彼女からすれば、年齢がダブルスコアのおじさんなのだよなあ。
西武池袋線練馬駅に移動し、区役所と保健所で野暮用を片付け、そのあとは行きつけの居酒屋で呑む。なぜオレは年齢相応に見られないのか、足りないのは威厳か貫禄か肩書きか体重か、などと愚痴る。とりあえず髭を生やすのが良いのではないかという、あまりにも19世紀的な解決案を差し出される。
じつはこれは10年前に試したことがあるのだが、男性ホルモンが足りないせいか、何ヶ月も経っても無精鬚の域を出ず、挫折したのだ。せめてスーツでも常用すべきか。でもそれはそれで、新入社員にしか思われないという結末が待ち受けているのが必定。