「死ぬのがコワイの 生まれた時からコワイの」

合本 真夜中の弥次さん喜多さん

合本 真夜中の弥次さん喜多さん

これはすごい。映画化されるのを機に、1年前に買ったまま放置していたことを激しく後悔する。この傑作に関していまさらオレが付け加える言葉もないが、しりあがり寿もまた死に対するパラノイアックな恐怖が創作の原動力になっている作家なのだろう。たとえばエドガー・アラン・ポーのように。