水戸の快楽園

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ボーイズラブ作家の「水戸泉」の公式サイト。作家がどのようなペンネームを付けようと自由だが、

大関とも無関係です。

と書いてあるのは看過できない。(力士の)水戸泉の最高位が関脇であることなど、常識ではないか。と、思わず噴き上がりそうになったのだが、大抵のひとは「わりと有名でほどほどに強かった力士」はみな大関になったことがあると思っているのかもしれない。とりわけ昨今、大関は「ここ数場所、たまたま調子がよかった関脇がなるもの」という「安い」地位になりつつある。
オレが相撲をもっとも熱心に観戦していた時期(いわゆる「若貴ブーム」の少し前)は、大関と関脇のあいだには「超えられない壁」があり、大関が陥落するのは滅多にないことだった。かつて渡部直己は『プロ野球観戦学講座』(1987年)で、「『魅力的な負け』を演出することこそ大関の役割である」(大意)と書いていたが、これは最近になってから相撲に興味を持ったひとには理解できない感覚なのかもな。