「ハガレン」好きの男子は、なぜオタクらしくないのか

フジテレビの「EZ!TV」で、「実録『電車男』 オタクに恋する女性の本音」という特集があった。登場するオタク青年がデートで劇場版「鋼の錬金術師」に行きたがるといった細部の描写が、どうにも「らしく」ない。「ハガレン」は男性オタクが積極的に観たいと思うアニメではないだろう。地上波民放のバラエティ仕立ての報道番組に「真実」など求めていないが、どうせならもっときっちり演出してほしい。
特集は「『電車男』ブームによってオタクに対するイメージが、ネガティブなものからポジティブなものになった」と締めくくられていたのだが*1、ネガティブでも何でもなく、単に無視されていたのが実情なのでは。まあ、「電車男」ブームで2ちゃんねるに対するイメージは変化したのかもしれないが、これにしても「無視しきれなくなった」程度の話にすぎない。

*1:フジの番組としては、こう締めくくらざるを得ないのだろうけど。