「長」

むかし(特に1970年代)の学園漫画を読んでいて以前から不思議だったのは、みなが生徒会長や学級委員長を積極的にやりたがることだ。オレが中学・高校生のころ(1980年代なかば)は「長」と名の付くものはおしなべて無理やりやらされるもので、誰も「その気」ではなかったように思う。これは時代の変化なのか、それとも「新潟には杉の木と男の子は育たぬ」と呼ばれる地域性によるものか、あるいは本当はみな、やりたくてやりたくて仕方がなかったのに、表情に出さないだけだったのか。