俗人と業界人

いきつけの居酒屋でとなりに座っていたひとがIT関係の企業に勤めていて、『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』(ISBN:4798106577)がどうの、ARTIFACTがこうのといった話で盛り上がってしまう。
東京に住んでいる以上、たまたま相席したひとがその手の業界で働いていても何の不思議もないのだが、それでも何となく照れくささを感じるのはなぜなのか。「そういうひと」は俗人とは無縁の世界で暮らしているに違いないという思い込みが、いまだにオレにはあるのだろう。田舎者というか、業界ワナビーというか。先週も中野で呑んでいたら、斜め向かいのテーブルに座っている男性のグループが『宇宙船』*1の話をはじめて(どうやら関係者らしい)、驚いたばかりなんだけどね。

*1:いまだに公式サイトがないのね、この雑誌。