いまどきのオタクとオタク観

昨日から愛読するようになったチャーチルさんの「平成に生まれて」のオタクをめぐる記述には、なかなか興味深いものがある。以下、いくつか紹介。

同級生の姉の影響でオタク文化に興味を持つが、ネット上でのオタク批判*1の激しさにびっくりして、買った本を捨ててしまったとのこと。「インターネットにはオタク的なものが溢れているので、子供のころからネットを利用している最近のひとはオタク文化を抵抗なく受け容れる」と思い込みがちだけど、そうでもないのね。そしていろいろ悩んだ挙句、「好きになってもいいのは芸能人だけ。アニメ、マンガを好きになるのは汚いこと」となるのが、「『僕は芸能人の名前を人一倍知らないから偉いんだ!』」と「本気で信じてた」*2anotherさんと対照的。*3

あとは「『世評』はとりあえずネットで調べる」という行動パターンが身に付いているのが印象的。じつはオレにもこの傾向はあって、自分があまり詳しくないジャンルについて言及するときはまずネットで検索して、「あ、これは褒めても恥ずかしくない作品なのか」と確認したりするのだが。お恥ずかしいかぎり。

新日曜美術館」のベネチア・ビエンナーレ特集は中学生のあいだでも話題になったようだ。

男性オタクが異性との距離感をうまくつかめずに突拍子もない行動に出るのは、いつの時代でも変わらない(笑)。まあ、単に動物化しているだけかもしれないが。

これはオタクとはまるで関係がないエントリなのだが、


お前ら服装から中1イズムを感じるんだが
というフレーズに思わず笑ってしまった。

*1:この場合はオタク批判というよりは、腐女子批判だったのだろうけど。

*2:id:another:20040516#1084684937

*3:あとanotherさんは「アニメは商業的すぎてNGだけど、漫画なら読めた」といったことも書いていたはずだけど、該当するテクストが見つけられない。