法の完全実行

isedの議事録で、法の完全実行がいつの間にかキーワードになっていた。

いまの社会は「ちょっとした悪事」に対して不寛容になりつつある。歌詞を盗作した歌手や子供のころの万引きを告白したタレントに対する激しいハラスメント*1が、それを象徴しているだろう。上記キーワードの説明文にもあるように、インターネットの普及がこの動きを加速させている。

この問題は有名人にかぎったことではない。自分の恋人や配偶者の本名を何気なく検索して、じつはセックスや薬物がらみの犯罪で逮捕歴があることを知ったら、ほとんどのひとは平静ではいられないだろう(たとえいまでは「足を洗って」いるとしても)。しかしこうした事態は、誰を幸せにするのか。誰を救済するのか。

*1:あえて「バッシング」とは書かない。