隠喩ではない病

26日に発症して以来、一進一退を繰り返していた風邪だが、ようやく完治しそうな気配が見えてきた。

ふだんは気にも留めないのだが、いざ病気になると、大は生命保険から小は風邪薬まで、世の中には「病」や「死」の恐怖をちらつかせたCMがじつに多いことを思い知らされる。そしてこうしたCMの多くは、現に病に苦しんでいる人間にとってはひたすら不快でしかないのであった。