今回は「ぎゃぼう」はなし

のだめカンタービレ(11) (KC KISS)

のだめカンタービレ(11) (KC KISS)

新しい登場人物も増え、今後の展開に乞ご期待といった巻。しかしこの漫画、オレはてっきり「音楽大学の愉快な仲間たち」といった雰囲気で最終巻まで続くのだろうと予想していたので、パリ編に入ってからの慌しい展開にはちょっと付いていけなかったりもする。もっともクラシック音楽をテーマに選んでしまったからには、主人公が音楽的に成長するにつれ、ヨーロッパに舞台を移さざるを得ないわけだが。これが山形の高校の吹奏楽部だったら、「『市内』のコンクールに出る」が最終目標でも、まったくかまわないんだけどね。