回顧
1日はやいが、今年を回顧する。まずは今年出版された本のベスト10は以下の通り。
- 名和小太郎『ディジタル著作権』(ISBN:4622070766)
- 生明俊雄『ポピュラー音楽は誰が作るのか』(ISBN:4326652950)
- 猪野健治 『興行界の顔役』(ISBN:4480039791)
- 津田大介『だれが「音楽」を殺すのか?』(ISBN:4798107034)
- ササキバラ・ゴウ『<美少女>の現代史』(ISBN:4061497189)
- 斎藤美奈子『物は言いよう』(ISBN:4582832415)
- 岡本薫『著作権の考え方』(ISBN:4004308690)
- 四方田犬彦『ハイスクール1968』(ISBN:4103671041)
- 松永英明『ウェブログ超入門!』(ISBN:4534037635)
- パオロ・マッツァリーノ『反社会学講座』(ISBN:4872574605)
ただし「今年出版された」という限定をはずせば、7位以下は阿部和重『ニッポニアニッポン』(ISBN:4104180025)、綿矢りさ『蹴りたい背中』(ISBN:4309015700)、仲俣暁生『ポスト・ムラカミの日本文学』(ISBN:4255001618)、永野潤『図解雑学 サルトル』(ISBN:4816335463)、近藤紘一『サイゴンから来た妻と娘』(ISBN:4167269015)あたりと入れ替わる可能性があるのだが。CDはあまりにも散漫なジャンルのものを、2月に3枚ぐらいのペースで聴いただけなので、ベストを選ぶ資格がない。
あと個人的には、『[はてな]ではじめるブログ生活』(ISBN:4886487319)を出したことが大きかった。この本がきっかけでネット上での知名度が多少は上昇し、いろいろな知り合いができ、これまでなら行くのを躊躇したイベントにも気軽に足を運べるようになった。『ブログ生活』およびいま執筆中の単行本に傾注しすぎたせいで収入面は去年よりもいささか苦しかったのが、それに見合うだけの出会いはあったと素直に思う。映画? 『スウィングガールズ』に決まっているではないか。