市内

きょうのできごと』(ASIN:B0002ESL32)をDVD鑑賞。しかしオレは、興味のない芸能人の顔を覚えられない。エンドロールを観るまで、妻夫木聡池脇千鶴が出演しているのに気づかなかった。

映画本編は、ストーリー構築力の足りなさを「抒情」のひとことでごまかそうとしておらず、なかなか面白かった。しかし関西ならではの魅力的なシーン(例の「青空カラオケ」をはじめて動画で見た)をここまで見せつけられると、どーせオレはアズマクニノエミシですよお、といじけた気持ちにならなくもない。アズマクニノエミシとしては、京都の大学生が出てくる映画より、山形の高校生が出てくる映画を支持せざるを得ない。

ちなみに県庁所在地や比較的人口の多い市を「市内」と呼ぶのが、『スウィングガールズ』の高校生たちのダメダメな部分のひとつだと思います、id:harunoriyukamuさん。新潟市のどまんなかの歓楽街に生まれ育ったのに、子供が生まれてからは郊外の新興住宅地に引っ越したオレの父親は、いま自分が暮らしているのが新潟市だという実感が薄かったようで、よく「市内に行く」と言っていました。