オレのサイトはオレのもの

ブログ系のツールやサービスを使っているのに、コメント機能やトラックバック機能をオフにしているひとを、たまに見掛ける。日本人は個人のサイトをそのひとの「所有物」だとみなす傾向があるのは、よく指摘されていることだ。「オレのサイトはオレのもの」と思っているひとは、自分のサイトに自分以外の誰かが書いた文章が半強制的に表示されることを、「汚された」と感じるのかもしれない。

たしかに何が「真意」なのかをつかめないコメントや、喧嘩を売っているとしか思えないトラックバックに応対するのは、精神的にも物理的にも苦痛でしかない。幸いにもオレのサイトではそのような事態は滅多に起こらないし(きっと誰にも相手にされていないからだろう)、ウェブでコミュニケーションする面白さは「汚される」ことにあると思っているので、これからもコメントやトラックバックは積極的に受け付けていくつもり。
昨日の宴席で「コメントはともかくトラックバックは、リンク先のブログと『馴染みのいい』文章が表示されるとはかぎらないので、見ていて違和感がある場合が少なくない」という話が出たので、自分なりの考えをまとめておきたくなった。