オルグ

同じ友人から「選挙で本気で勝ちたかったら、積極的に周囲をオルグすべきだ。『清き一票』は、結局は組織票に負けてしまう。その意味では、公明党こそ議会制民主主義の本質を理解している」と言われる。

いまどきのリベラル派は組織的な行動への嫌悪感が強く、「良識あるひとがレットイットビーに投票すれば、政治は自然とよい方向に向かうはずだ」と素朴に信じている(オレも含めて)。しかしレットイットビーでは組織的な戦いに長けた連中に負けるのは、ここ10数年の国政選挙が証明している。オレはもしかしたら、1989年の参院選における旧社会党の「地滑り的勝利」に、いまだに幻想を持ちすぎているのかもしれない。