古色蒼然
仕事の資料として、『Bloggers!』[amazon]を読む。去年の秋に出たばかりのムックなのに、何だか古色蒼然とした印象がある。しかしこれは決して悪口ではなく、ブログをめぐる状況はこの半年でものすごく変化したのだなあ、ということ。言ってみれば去年の状況は「Netscapeで日本語が表示できねえ!」とか騒いでいて、全国にアクセスポイントがある個人向けのプロバイダとなるとリムネット、アサヒ・ネット、ベッコアメぐらいしかなかった1995年に、今年の状況はプロバイダが乱立し、滅茶苦茶なソースの個人サイトが急増した1996年に比較されるのではないだろうか。
去年はブログに対して「大塚日記*1と何が違うのか判らない」と冷ややかな感想を抱いていたオレも、いまではトラックバック(や、それに類するもの)を送れないサイトを見ると、「感想が書きづらいなあ」と思うようになっているわけで、まあ、われながら軽薄である。