つらつらと
以前、知り合いの編集者に聞いた話だが、楽天広場には実用書やビジネス書のライターが多く、独自のコミュニティーを形成しているらしい。そしてユーザーの誰かが新刊を出すと、「○○さんの新刊を、アマゾンのランキングの1位にしよう!」運動*1が行われるそうだ*2。
私たち音楽関係者は、著作権法改定による輸入CD規制に反対しますのメディア関係者の署名者リストには、「はてなダイアリー」のユーザーや、「はてなダイアリー」がきっかけでこの問題を知ったひとの名前が散見される。これは「はてなダイアリー」のユーザー(の一部)に、サブカル系のライターや、人文系の研究者がいることのあかしだろう。
ここで重要なのは、これが誰かが「仕掛けた」ものではなく、個々のユーザーが自発的に行動した結果であることだ。「はてなダイアリー」のコミュニティーに一種独特の魅力があるのは、「仕掛け」よりも「自発性」を重視するムードが形成されているからではないだろうか。
あ、何もオレは「はてな」の本を出すからといって、わざとらしく「はてな」を賞讃する文章を書いているわけじゃないのよ。その辺は、誤解なきよう。