世知辛い

仕事の参考になりそうな記事が載っていたので、『インターネットマガジン』6月号を買う。この雑誌をちゃんと読むのは9年ぶり(!)ぐらいなのだが、「世知辛い世の中になっちゃったなあ」というのが実感。アフィリエイトでカネを稼ぐとか、検索エンジンで1位になるサイトを目指すとか、個人がそんなモチベーションでサイトを作るものなのだろうか。id:tagkazさん執筆の「ココログ」入門の別冊(これが目当てだった。しかしこの別冊の表紙イラスト……)を除けば、ほかの記事もカネがからんでいるものが多い。パソコン誌というよりは、ビジネス誌ですな、これは。

たしかにSEO対策は企業サイトにとっては重要なのかもしれないが、個人サイトにはどうでもいいことだ。自分のサイトがGoogleの検索結果でトップになったところで、それの何が嬉しいのか、オレにはよく判らない。模試でもあるまいに。

オレのサイトはこれからも、「街の古本屋さん片隅で10年も店晒しになっていて、何となく立ち読みしたら意外と面白かったので、つい買ってしまった本」みたいなポジションに立っていたい。