ロッポンジン

いつにも増して日記のテンションが低いのは、明日、六本木ヒルズなんぞで打ち合わせがあるからだ。オレはこの街とは相性が悪く、行って道に迷わなかったためしがない。おまけに六本木ヒルズは未踏の地であり、はじめて行く建物では決して素直に目的の場所にたどり着けないのもまたオレの習い性である。それ以前の問題として、首都高に覆われているせいで昼なお暗き六本木の風景は、どうにも好きになることができない。好きではないからこそ滅多に行かず、そのせいでいつまで経っても道を覚えられないのだろうが。

そんなわけで、大幅に遅刻しそうな予感に苛まれつつ今夜は床に就くのであった。