日常

だいたいにしてオレは北国の出身のわりには寒さに弱い人間で、この季節ともなると風呂上がりに暖房の効いていない台所に出るのに裂帛の気合いを必要とするのだが、今日はそうした気合いが空回りするぐらい部屋が生暖かかった。カタカナで「ナマアタタカカッタ」と書くとインドか東南アジアの地名みたいになるのはともかくとして、まあ、のらりくらりとではあるが春は近づきつつあるのだな、と毒にも薬にもならないことを思う。
こういう随想的なスケッチを面白く書くには、どうしたらいいんだろうね。