哀悼

今回の事件で殺害された参事官が、外務省の公式サイトでイラク便りを連載していたことは、マスコミの報道で知っているひとも多いだろう。これがまた、いい感じに脱力した文章で、ついつい真面目に読み込んでしまった。外務大臣は「有能な部下を失った」と記者会見で発言していたが、オレとしては優れたウェブ日記の書き手を失ったことに哀悼の意を表したい。もちろんオレとさほど年齢が変わらず、ルックス的にも似たところがあった書記官にも。

「自分にとって共感できる人間にしか同情しない」というのが、とても危険な心の働きであることは理解してはいるのだが。