パーティー

というわけで、本日は知人の結婚パーティーに出席するために表参道へ。板橋区練馬区と中野区で生活が完結している人間にとっては、息の詰まるような街である(でも大学院は、表参道のすぐ近くにあるところに通っていたのだけれどもね)。それ以前の問題として、山手線に乗ること自体が久しぶりだったり。東京は多様な人種が住んでいる街なのだな、って、いまさらそんなことを実感してどうしようというのか。

新郎が運営していた某ミュージシャンのファンサイトのゲストブックに、新婦が書き込んだことがなれそめであることもあってか、自作のカラオケMIDIファイルに合わせて熱唱するひとがいるかと思えば、新郎みずからが劣悪な環境のもとでDJを挙行したりと、盛りだくさんの内容。特にラストの新婦も交えてのガムラン合奏には、トリップしそうになる。ガムランを生演奏で聴くのは、たぶんこれが生まれて初めてのはず。堪能いたしました。でもだからって、ガムランのCDを買おうという気は起きなかったりするのだが。

宴が終わってから、前から知り合いだった女性数名と原宿駅まで帰る。その途中でオレが「そういえば、目の前で生身の人間が音楽を演奏している現場を見るのは久しぶりかも」と呟いたら、異口同音で同意を得られてしまう。やはり30代ともなると、ライブに足を運ぶ機会は少なくなるのだろうか。

オレにしても経済的には安定してきたものの、仕事の忙しさ、体力の低下、体調の不安、その他もろもろの要因で、ただでさえ少なかったライブを観る機会が、21世紀に入ってから激減している。CDもそれほど買ってはいない。イカイカイカン、そんなことではイカンのだよ、オレ。猛省したまえ。