著作権、とか

近所の書店でT社から出たばかりのファイル交換ソフトのムックを立ち読みする。「諭吉1枚でWinny専用機を自作する」って、どこかで聞いたような企画だよな、おい(笑)。ま、コンテンツをそっくりパクるのはともかく、企画をパクるのは音楽や出版の世界では「あり」だと思うんだけどね。

以前、「特許と著作権って、何が違うんだろう」と疑問を抱いたときに、「特許は真理をめぐる権利だが、著作権は美をめぐる権利である。ゆえに著作権においては、『誰が最初に思いついたか』はあまり重要視されない」とマスダ氏に指摘されて、ハタを膝を打ったことを思い出す。先行する作品があろうとなかろうと、何らかの美的な(「美的」というのも誤解を招きかねない形容詞だが)価値がありさえすれば、それはそれで別にかまわんのである。こうやってまとめると、異様にバナールな結論になってしまうが。